ネクタイ発祥の国
クロアチアはネクタイ発祥の国なんです。
起源は17世紀のヨーロッパで起こった30年戦争時に、クロアチアはフランスの傭兵として戦場へ行く事になりました。
その時のクロアチア兵の美しいスカーフを首に巻くスタイルが、フランス国民の注目を浴びます。
お洒落に敏感なルイ14世が目にも留まり、同じ物を仕立て屋に作らせたのがきっかけで、ヨーロッパ上流階級から世界中にまで広がりました。
ネクタイ専門店「クロアタ(CROATA)」が有名で、ザグレブに本店、スプリットにも2店舗あります。
ダルメシアンはクロアチア原産
ディズニー映画「101匹ワンちゃん大行進」でも有名な犬種・ダルメシアンはクロアチアのダルマチア(Dalmacija)地方が原産と言われています。17世紀にダルメシアンという名前が出てきました。
日本へマグロを輸出
無数の小島があるアドリア海はマグロの養殖に適した場所です。
そのクロアチアでもマグロの養殖業が盛んで、世界有数の消費国である日本(全体の1/5を消費)へマグロが輸出されています。
昨今は、乱獲によって漁獲量も減ってきているマグロ。ビジネスチャンスと捉えて日本の養殖業者もクロアチアへ参入しています。
意外な日本との接点がここにあります。
ヨーロッパ最古のワイナリー
クロアチア東部に位置するクティェヴォ(Kutjevo)はワイン王国とも呼ばれ、ヨーロッパ最古のワイナリーの一つと言われています。
地下道にワインセラーがあり、1232年からの古い歴史を持ちます。
女帝マリア・テレジアも滞在したと言われております。
幸運を呼ぶ像
スプリット旧市街の近くのストロスマエロフ公園に、10世紀のクロアチアの司教であるグルグール・ニンスキの像があります。
この像の左足の親指に触ると幸せが訪れると言われており、左足親指は常にピカピカです。
グルグール・ニンスキはミサにクロアチア語を導入しクロアチア語で聖書を作った、スラブ言語の保護に貢献された人物です。
20世紀初頭にスラヴォリュブ・エドゥアルド・ペンカラ(Slavoljub Eduard Penkala)氏が、ノック式のシャープペンシルと固体インクの万年筆を発明しました。
クロアチア には旧ユーゴスラビア時代から続く老舗文具メーカのトーズ・ペンカラ社(TOZ.Penkala)がありますが、この社名の由来はペンカラ氏の名前です。
電気の魔術師ニコラ・テスラを輩出
クロアチア西部にある スミリャンという村に1856年7月10日に生まれる。
エジソンの最大のライバルで、交流モーターや無線技術、高周波装置、蛍光灯、ラジオ放送、ブレードレスタービンなど現代の人々の生活に関わるものをたくさん発明し、世界中の人々の暮らしが変わりました。
ザグレブ市内にあるザグレブ技術博物館でも紹介されています。
写真はザグレブ市内にあるニコラ・テスラの銅像。