クロアチアが起源になっているものはたくさんありますが、その中で一番有名なものはネクタイだと思います。
クロアチアでは、若い男女が信頼の証に相手の首にスカーフを巻くのが習慣でした。
ヨーロッパ30年戦争の頃(1618年-48年)、クロアチアの軽騎兵団がパリに入場します。
兵士たちは自国の伝統的な衣装の一部として、様々な色鮮やかなスカーフを首に巻いていました。
ルイ14世の世に、この美しい衣装はパリの人たちを虜にし、新しいファッションは瞬く間にフランスで流行し、新しいフランス語「CRAVATE(クラヴァト=クロアチア風の)」が誕生します。
今ではクラヴァトは文化と信義のシンボルとして、ヨーロッパを超え、全ての文明世界に広がっています。
クロアチアの超老舗ネクタイ店「クロアタ」のネクタイは品質の高さに定評があり、1柄に対して32本しか生産せず、希少価値の高いものになっています。
アメリカのオバマ大統領や、世界各国の著名人も愛用しており、日本の天皇陛下にも献上されています。
店舗はザグレブ本店以外に、ドブロブニク・スプリット・ザダル・リエカにあります。