シュコツィアン洞窟を出発して南下していきます。
途中、なだらかな道を走ります。
ロベニアの出国からクロアチアへの入国という流れで国境を通過します。
コロナウイルスで騒がれている時期ですが、出国・入国はまたまたすんなりと通る事ができ、オパティアへ到着しました。
ずっと内陸部の移動でしたが、ようやくアドリア海が見える場所へ入った時は思わず歓声を上げてしまいます。
オパティアはクヴァルネルと呼ばれる地域にあり、スロベニアから近く、オーストリアハンガリー帝国からも1番近い海の都市だったので、リゾート地として栄えました。
グレードが高めで質の高いホテルが立ち並び、快適に過ごす事ができるので、イストラ半島に数日間滞在する際にはオパティアを拠点にするのもおすすめしています。
ここでもイストラ半島をメインにしているモトブン在住のガイドさんと行動をともにしました。
修道院のある小さな漁村だったオパティアは、大陸気候と地中海気候が混ざる地形を持っていて、とても過ごしやすい街です。
様々な気候の植物も育っています。
19世紀には、とても過ごしやすい気候のオパティアにオーストリア人が目を付けます。
オーストリアハンガリー帝国からは最も海の近い都市だった為、別荘が立ちリゾート地として栄えました。
そのきっかけとなったのが、オパティアで一番有名な建物である「ヴィラ・アンジョリーナ」で、19世紀半ばに時の豪商イギニオ・スカルパ(Iginio Scarpa)がこの豪華な別荘を建てて、オーストリア・ハンガリー帝国からもたくさんの貴族を招いた事からオパティアの名が知れ渡りました。
街には様々な建築様式のパステルカラーの建物が並びます。
夏にはバカンス目的でプロムナードにはたくさん観光客が訪れるオパティア。
ルンゴマーレと呼ばれ、「広く海に面している」という意味の言葉です。
こちらは海沿いにあるおすすめのレストラン・ルンゴマーレ。
オパティアからは北アドリア海をクルーズできる船の発着所になっています。
北アドリア海はクルク島・ツレス島など魅力ある島がたくさんあります。
ほとんど知られていませんが、ツレス島には青の洞窟もあるんです!
スロベニアから国境を超えて来る観光パターンも多いかと思われます。
その際には両替も必要になってきますが、国境近くや街中の両替所はぼったくりが多いです。
オパティアでの両替はホテルや銀行が1番レートが良いと言われています。
今回の宿泊先は市内から数キロ東にあるデザインホテル・ナヴィス(NAVIS)。
海岸沿いに立つとてもおしゃれなホテルで、撮影の為に滝沢カレンがオパティアを訪れた際にもこのホテルを利用していたそうです。
市内中心部からは3キロほど離れた場所にあり、10時から19時までの時間は無料のシャトルバス送迎を手配できます。
部屋は全てオーシャンフロントで、窓からアドリア海をいっぱい臨む事ができます。
フロアごとにデザインが違っていて、海をイメージしています。
現在、船着き場を作っていて、完成したらホテルから直接アドリア海の島へ日帰り旅行ができるようになります。
翌日の朝食の様子もご紹介します。
アドリア海が一望できるおしゃれなレストランで、ビュッフェとオーダーとどちらも楽しむ事ができます。
今回、ホテルナヴィスは1泊だけの利用でしたが、2泊以上利用してのんびり過ごすスタイルの方がおすすめです。
5日目(ロヴィニ・プーラ編)へ続く