リュブリャナを出発し、ポストイナ鍾乳洞・シュコツィアン洞窟群・オパティアと移動します。
ポストイナ鍾乳洞はスロベニアで年間入場者数No.1の観光地。
リュブリャナから車で30分ほどで着きます。
ポストイナ鍾乳洞は入場時間が決まっていて、その時間に合わせてツアーが始まります。
ピーク時は遅くとも30分前には到着して、チケットの引き換えをして入場口に並んでおかないと、ツアーに間に合いません。
夏場はものすごい行列になり、時間に間に合わなくて入場できなかったというケースもあります。
鍾乳洞の中は寒く、年間一定で8℃ほどの気温になります。
トロッコで移動するのですが、じっとしていると非常に寒いのでダウンジャケットなどの準備をおすすめしています。
忘れてしまった方には夏期にはコートのレンタルもあります。
リュブリャナからの日帰りツアーもあるのですが、混載のツアーは英語ガイドになり、日本語ガイド希望の場合はプライベートツアーになります。
ただし、現地では言語別のオーディオガイドを借りる事ができ、日本語対応もしているので、そこまでガイドの言語を気にする必要も無いと思います。
注意点としては、1時間30分という長いツアーの為、入場する前にトイレは済ませておくこと(ツアーの最後にもトイレがありますが、50セントかかります)、鍾乳洞内の生物に影響を与える為フラッシュ撮影禁止、オーディオガイドは1番から順番にスポットごとに解説が変わりますが、入ったらすぐに1番を押して聞く事。
ツアーの途中の2番からは「オーディオガイドの2番を押して聞いてください」と案内がありますが、1番については案内がありません。
1番は注意事項の案内になります。
トロッコ列車に乗って、奥深くまで入っていきます。
トロッコから降りて、ここからメインの徒歩移動にうつります。
オーディオガイドの番号を押して聞きながら歩いていきます。
それぞれのスポットで番号の書いてある立て札があり、その場所に来たら番号を入力してオーディオを聞きます。
観光客もグループごとに区切られていて、前を歩いているグループが進んでいったら後ろのグループも先に進めるという流れです。
鍾乳洞の中で一番有名なブリリアント鍾乳石(写真右)。驚くほどに真っ白で綺麗です。
約2km歩いたらまたトロッコ列車に乗り、出口まで戻っていくという行程です。
ヨーロッパ最大級と呼ばれるだけあって、日本ではまず体験できない規模の広さを持っていて、鍾乳洞の種類も豊富で見る場所ごとに色んな形状のものを見る事ができ、1時間30分という長い時間でも全く飽きずに楽しむ事ができました。
行きと帰りがトロッコで移動できるのもアトラクション的な感覚で楽しめる大きな要素の1つですね。
もし時間に余裕があれば、鍾乳洞から10キロほど離れた場所に「洞窟城」と呼ばれるプレジャマ(Predjama)城に立ち寄るのもおすすめです。
ヨーロッパ唯一の洞窟城という事で見どころ十分のスポットです。
私達はスケジュールがパンパンだった為、立ち寄る事ができませんでした。
その後、車で20分ほどかけてシュコツィアン洞窟群へ移動。
シュコツィアン洞窟群はスロベニアで初めて世界遺産に認定された場所です。
こちらも入場時間が決まっていて、英語ガイドが案内をしてくれます。
3月のツアー開始時間は1日3本でした。
洞窟内の気温は1年を通して12℃とひんやりしますから、ポストイナ同様、コートを持参した方が良いです。
また、地下深くまで下がっていくのですが、500段ほどの階段を利用して2、3キロを上がったり下ったりして歩く事になります。
体力配分も十分考えて、動きやすい服装とスニーカーで臨まれるのをおすすめします。
たまに天井から水が滴りますが、雨が降るとさらに滴る水の量が増えて頭部が濡れてしまう機会が増えるので、気になる方は帽子やフードなど準備されるといいです。
建物の入口で入場券を購入し、時間が来たら出発になるのですが、洞窟の入口は建物から1キロほど離れたところにあり、しばらくガイドさんと一緒に歩くことになります。
シュコツィアン洞窟群の内部は写真撮影が完全に禁止となっている為、写真で様子をお見せする事はできません。。
また、ガイドの英語での説明をアプリ等を使って日本語に翻訳しようと思っても、洞窟内はWi-Fiの電波も届かないので、使う事ができません。
英語が分からない人は、事前にネットやガイドブックで洞窟の下調べをしてから参加される事をおすすめします。
こちらは洞窟から出てきた場所の写真。洞窟の外は撮影OKです。
シュコツィアンはポストイナと比べると観光客もそこまで多くないのですが、見応えはめちゃくちゃあります!
ポストイナ鍾乳洞より観光客が少ない理由としては、ポストイナと比べてリュブリャナからさらに離れた場所にあるというアクセスの悪さと、観光客にとって楽しめそうな施設の充実度合いが世界遺産になっている為に規制がかかってしまうという点にあるのではないかと思います。
しかし、ここまで大迫力で壮大なスケールの洞窟を探検できる機会は、他の場所では見たことがないので、貴重な経験になる事間違い無しです。
よくポストイナとシュコツィアンとどっちがいいのか?と比べられる事があります。
ポストイナは美しさ、シュコツィアンはスケールの大きさという点で秀でているのではと感じました。
そんな森が好きなのはシュコツィアンの方です。(あくまで個人的な意見です)
4日目(オパティア編)に続く